・・・なんて言うと素晴らしく聞こえますが、単に個人旅行で訪れた際、
運良く作業場を見学できたり、草木染&手織りの布を購入できただけ。
(参考)ペルーの染め織り物(1)織りの実演・販売編
ペルーの染め織り物(2)草木染編
なんとかこの素敵な布をラ・まので再現できないかと、そう思ったわけです。
経糸(たていと)を1本づつ手ですくい上げ、模様を作っていくという、
まずは太い糸で練習、ベルトを作っています。
現地で買った布は、羊やアルパカの毛を紡いだ、縒り(より)の強い糸が使われていますが、
ラ・まのでは、縒りが甘くマフラーに適した柔らかい糸しか仕入れていません。
緯糸(よこいと)が見えないくらい経糸が密集しているペルーの織りには向いていないのです。
ですから、夏の染織展に向けて、綿糸で織ることにしました。
これならメンバーも経糸を切ってしまうことなく、織り進められます♪
今現在ペルー織りに挑戦しているのは、
田中さん、平野くん、金澤さん、井上くんです。
田中さんは初めてのペルー織りベルトを5日で織り上げ、
いま2本目に入っています。(写真1段目)
緯糸を一段入れる前に、1本1本手で経糸をすくいながら織り進めるので、
もう嫌気がさしてしまたようです(笑)
とても上手に織れているので、今後も頑張って欲しいなぁ。

2段目の写真は平野くん。
お母さまから聞いたのですが、珍しく本人から
「ペルーの織りを教えてもらってやってるんだ」との報告があったそうです。
「楽しい」と話してくれたそうで、スタッフとしても嬉しい限り♪
3段目の左は井上くんが挑戦中の模様。
彼は染め部隊にも引っ張られるので、なかなか集中して織りに入れません。
織りのリズム、仕組みの感覚もまだ掴みきっていない様子。
でも器用な彼の事、夏までにはきっとスムーズに織れるようになるハズ。
右下の写真は金澤さん。
一番最初にこのペルー織りに入ったのですが、ようやっとリズムが掴めてきました。
最初はスタッフも、どのような設計図を作り、どのようにコツを伝えれば良いのか、
試行錯誤して改善します。
改善した設計図に変えた後、織るスピードが上がったようです。
スタッフ側の支援がいかに大きく左右するか、再認識しました。
これらのベルトは、腰に巻いてズボンやスカートを止めるだけでなく、
飾りベルトとしても使えます。
リバーシブルなので微妙な違いを楽しめます。
少し幅が狭いものは、カメラのストラップにもできますよ。
あとは、肩掛けバッグのヒモ部分に使おうかと考え中。
今はまだ太めの糸でベルトを織っているだけですが、ゆくゆくは
細い糸でヒモ状のものを織ったり(眼鏡ストラップやアクセサリーに)、
バッグ生地やランチョンマットの模様として入れてみたり、
超太い糸でマットの模様にもできるかなーとか。。
可能性は広がります。楽しみにしていて下さい♪
****************************
実はこのペルー織り、作業として取り入れる前段階が大変でした。。
先ずは組織を解読、現地で買った布とにらめっこ。
1本1本経糸を辿り、緯糸1段1段生地の表に出ているか裏に出ているか、
これを調べながら方眼用紙に書き出していきました。
それが設計図となり、これを見ながら試作を開始したのが10月頭。
毎日ずっと織り続けられる訳ではないので、
結局1ヶ月もの間、織り機にかかりっぱなしでした。
1段織るのに60本もの経糸を、上に出るか下に出るか確認しながら織らなければならない。

後半、慣れた時点で緯糸1段2分かかっていた。
最初から難しい柄で試作した事を後悔したが、これを織ったからこそ
『メンバーが織る時にはどうしたら?』を導き出し易くなったので、良しとしよう。。
染めに比べてお手軽感の無い織り製品、
確かに、手間を考えたら割に合わない値段を付けざるを得ないモノが多い。
そして、染めに比べて変化や応用させるのが難しい織り作業、
でもやっぱり、ラ・まのには必要な 織り作業。
少し新しい風が吹き込んで、新たな可能性が広がる事を期待しています♪
(アラキ)

